プロ野球観戦記

プロ野球がついに開幕!巨人vs阪神の開幕戦を少しだけ振り返る

投稿日:2020年6月20日 更新日:

昨日、プロ野球がついに開幕した。開幕が延期され、実に3ヶ月遅れの開幕である。ただ、当面の間は無観客で行われるため、プロ野球が開幕したという実感が湧くのはまだ先になりそうだ。

観客がいないため、静寂に包まれたまま試合が始まる。恐らくこのような開幕戦の光景を見ることは今後二度とないだろう。例年なら豪華歌手による国歌斉唱や盛大な開幕セレモニーが行われ、野球ファンはそれによってプロ野球の開幕を実感するのである。

巨人は坂本勇人が2番ショートでスタメンに名を連ねた。10日間の入院を経て先日実戦復帰したばかりだが、坂本クラスになればその辺の心配はないのかもしれない。

菅野智之と西勇輝の先発で始まったこの試合の初得点は誰も想像もしていない展開で幕を開けた。なんと、投手西勇輝のホームランである。それもレフトスタンドへ完璧なバッティングで。それまで菅野が阪神打線を完璧に抑えて迎えた3回表2アウト走者なしだっただけに、まったく予想できなかった。

その後、巨人は復活を期す中島裕之のタイムリー内野安打で同点に追いつく。昨季は極度の不振に陥り、大幅減俸。38歳シーズンでもう後がない立場だが、今年の中島は明らかに昨年とは違う。フォームを改造し、オープン戦・練習試合でも結果を出し、そしてつかみ取った「6番一塁」の座である。この調子を維持して通算2,000本安打へ向けて1本でも多くの安打を積み重ねてもらいたい。

西のタイムリーで2-1と勝ち越した阪神は7回から継投に入る。結果的に岩崎優が吉川尚輝に逆転2ランを被弾して継投失敗となったわけだが、それはあくまでも結果論。昨季12球団トップの救援防御率2.70を残した阪神において、ジョンソン、ドリスが抜けたとはいえ、中継ぎ陣の充実度は今季も球界トップクラスだ。

そして岩崎は昨季48試合で驚異の防御率1.01。ベンチの信頼感は計り知れないし、中継ぎ投手が強みの阪神にとってはあの継投は納得のはずである。打った吉川尚輝が一枚上手だったのだ。故障明けの岩崎とはいえ、武器のストレートを、ましてや難しいコースをスタンドまで運ぶとは。かなりのポテンシャルの高さがうかがえるし、今年は怪我無くシーズンを乗り越えてもらいたいと思う。

そんなわけで、試合は3-2で巨人が勝った。両チームとも、開幕戦にふさわしい好ゲームだった。個人的な好みになるが、エース同士が投げ合う開幕戦は1-0や2-1など少ない得点数で試合が決するのが好きだ。普段は神宮球場で行われたヤクルトvs中日のように、ど派手な乱打戦が好きなのだが、開幕戦だけは僅差の投手戦が観たいし、そういう試合が大好きだ。

ただ、昨季12球団ワーストの得点数に終わった阪神打線においては今年は打線強化が必須で、この試合の野手の結果は納得できるものではないだろう。練習試合では昨季から在籍のマルテに加え、ボーアとサンズでクリーンナップを形成する試合も多く見られた。サンズは開幕前に2軍降格となったが、やはり肝は4番ボーアだろう。開幕戦は4打数無安打でブレーキとなったが、次の記事ではボーアについて少しだけ書いてみようと思う。

-プロ野球観戦記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

阪神の正捕手争い

日替わり捕手で臨んだ開幕3連戦。正捕手は梅野ではないのか?

テーマはプロ野球観戦記としながらも連日阪神中心の議題になるのをお許しいただきたい。この3連戦、巨人と阪神の出来はまさに対照的だった。両チームの実力差が明確に出た3連戦だったと思うし、逆に言えば阪神サイ …

no image

阪神はいつまでボーアを我慢できるのか?ボーアに求められていること

今シーズンから阪神に加入したジャスティン・ボーア。MLB通算92本塁打の実績を持ち、長打を打てる選手が不在の阪神にとっては打線の核となってもらいたいと願って獲得した選手である。開幕戦は4打数無安打、2 …